【前編】『金色のガッシュ!!』全魔物登場キャラまとめ|原作全話から登場巻・属性・パートナーを徹底調査

「100体の魔物の子が魔界の王の座をかけて、最後の1人になるまで戦う」
これは『金色のガッシュ!!』の物語を貫く、根幹の設定です。

では、実際に物語に登場した魔物の子は何体だったのか?
私もふと気になって数えてみたところ、思った以上に新しい発見があったので、今回はその結果をお届けします。

目次

ルール

金色のガッシュ!!はメディアミックスがたくさんありますので、作品によって登場する魔物の数が違います。
今回は以下のルールを設けることにしました。

ルール1:参照する資料は「金色のガッシュ!!」全323話のみとする

アニメオリジナル魔物のニャルラトやノリトー・ハッサミーはカウントしないこととします。
ハイドは少々取り扱いが異なりますので後述します。カウントには電子書籍版を使用します。

ルール2:千年前の魔物はカウントしない

石板編で登場した千年前の魔物はカウント対象外とします。

設定上は彼らも100体いたはずですが、作中ではどう見ても100体登場していません。
レイラが言うように今回の魔物の戦いには関係ありませんのでカウントから外します。

ルール3:作中内での時系列は考慮せず、登場した順とする

主にロブノスのせいです。

作中では日本にやってくる前にアポロ&ロップスペアと出会っていますが、アポロが本を燃やさなかったおかげでガッシュに倒されました。

3巻 LEVEL.59で確認する限りどうみてもロブノスなので、この場合はカウントしません。
ただし、その左の魔物はポッケリオに似ていますが別人なのでカウントします。

ルール4:戦いに参加していることが明確な魔物のみカウントする

ハイドがこれに引っ掛かります。

元はアニメオリジナルキャラクターで、アニメ版第1話から登場しています。
原作でも終盤で姿が描かれ最終話の写真にも登場していますが、作中で戦闘シーンが描かれていません。

戦闘シーンがない=今回の戦いの参加者かどうか不明

なので、ハイドはカウント対象外とします。

ルール5:原作中で確認できず、Wikipediaに記載のあるものはWikipediaの情報を記載する

後編がメインになりますが、ファウード編以降(特にアニメ化されてない魔物)は本の色や術属性の情報が少なく、ある程度の情報をWikipediaで補完しています。
術属性についても独自解釈で当てはめているものがあります。公式から情報が出れば順次差し替えます。

以上5つのルールを元にカウントしていきます。それではスタート!

1巻から登場する魔物

001 ガッシュ・ベル

登場:1巻 LEVEL.1|属性:雷(術:ザケルなど)
パートナー:高嶺清麿|本の色:赤

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.1
「学校に来なくて良いのはお前の方だ!!でくの坊!!!」

物語の主人公。LEVEL.1で窓を突き破って登場するシーンはギャグ的でもありますが、清麿の閉じたこころを力づくで開く暗喩だと思うと、やはりガッシュの導入はこれしかないと思えてきます。

002 レイコム

登場:1巻 LEVEL.4|属性:氷(術:ギコルなど)
パートナー:細川|本の色:青

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.4
「こいつ自身がどんどん悪に染まることが…オレにとっては…この上ない喜びなんだぜ…」

ガッシュの初戦の相手で、ガッシュが最初に倒した魔物でもあります。
病院に連れて行こうと清麿に抱きかかえられているシーンの拗ねたような、涙を堪えたようなシーンはレイコムの可愛らしさを感じられる良い表情だと思います。

003 ゴフレ

登場:1巻 LEVEL.7|属性:強化(術:ドルクなど)
パートナー:連次|本の色:薄い茶色

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.9
「あった…奴の本だ…連次…あれを燃やすぞ…」

呪文を使わなければ可愛らしい犬にしか見えませんが、ドルクの力で凶悪な姿に変貌します。
完全版1巻のガッシュカフェでギャグキャラであることが判明しました。

004 ブラゴ

登場:1巻 LEVEL.7|属性:重力(術:レイスなど)
パートナー:シェリー・ベルモンド|本の色:黒

印象的なセリフ:16巻 LEVEL.321
「お前がパートナーで…オレは幸せだった。」

最強の仲間にして最強のライバル。実はこんな序盤から登場していたんですね。
ガッシュを王と認め送還されるときのシェリーとのやり取りは号泣もの。不器用なブラゴが最後に見せた素直さと、長い時間をかけて紡がれた絆を感じます。

005 スギナ

登場:1巻 LEVEL.13|属性:植物(術:ジュロンなど)
パートナー:春彦|本の色:緑

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.14
「数と力………」

一目で「あぁ、この魔物は植物の力を使うな」とわかる見た目をしています。
敗北シーンで泣きながら逃げる姿に妙な可愛らしさを感じます。セリフがとっても少ない。

006 コルル

登場:1巻 LEVEL.16|属性:強化(術:ゼルクなど)
パートナー:しおり|本の色:ピンク

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.18
「魔界にやさしい王様がいてくれたら…こんな…つらい戦いはしなくてよかったのかな…?」

最序盤の正ヒロインにして号泣ポイントの一角。作中ではたった3話しか登場していないのに、その短い間にしおりとの絆、苦悩、主人公への影響が詰まった最高の序盤ヒロインです。

「戦う意志の弱い魔物には別人格が与えられる」という設定が登場しますが、コルル以外に人格が変貌した魔物はいません。ひょっとすると、コルルが本来持つ(今は幼いから表出していない)残虐さや攻撃性が、術の力で出たのかもしれません。

007 フェイン

登場:1巻 LEVEL.19|属性:風(術:ウルクなど)
パートナー:清兵衛|本の色:薄い紫

印象的なセリフ:1巻 LEVEL.19
「さあ!おとなしく本を焼かせて!!王になるのは私なの!!」

風属性の術を使い、オネエ言葉で話す魔物。
「どんなに距離が離れていても魔物は引き合う」ということに言及した初めての魔物です。
第三の術「ジケルド」で倒されました。

2巻から登場する魔物

008 フリガロ

登場:2巻 LEVEL.22|属性:氷(術:ラギコル・ファングなど)
パートナー:ゲルハルト|本の色:薄い水色

※作中にセリフなし

ドイツでブラゴと交戦した魔物。ブラゴの左腕を切断するまで追い詰めますが、それを物ともしないブラゴの「ギガノ・レイス」で倒されました。作中にセリフなし。

氷属性の術を操ることから、作中登場しないものの「ギコル」や「フリズド」も使える可能性があります。

009 エシュロス

登場:2巻 LEVEL.22|属性:地(術:グランダムなど)
パートナー:秋山進一|本の色:黄土色

印象的なセリフ:2巻 LEVEL.22
「私は…私は…エリートなのだ!!」

登場時点で呪文数8は作中トップであり、エリートと自称するのも頷けます。ガッシュの第8の術がファウード編であることを考えれば、その習得スピードは脅威です。

進一の母を想う気持ちを利用して術の力を使うよう仕向け、心を操るような振る舞いを見せたことにガッシュと清麿が激昂。後の石板編にも登場する重要な価値観です。

010 キャンチョメ

登場:2巻 LEVEL.26|属性:強化(術:ポルクなど)
パートナー:パルコ・フォルゴレ|本の色:黄色

印象的なセリフ:2巻 LEVEL.27
「フフフフフ…僕のポケットは自慢のポケットさ!アメもチョコレートも入ってるんだ!」

変身能力を持つ魔物、キャンチョメです。私はコーラルQが登場するまで、キャンチョメが一番好きな魔物でした。
能力は戦闘向きではないものの、清麿の頭脳やキャンチョメの勇気をフルに使って活躍します。
作中最強クラスの能力を持ちますが終盤で敗退。キャンチョメの送還シーンも号泣ポイントです。

011 ロブノス

登場:2巻 LEVEL.29|属性:光(術:ビライツなど)
パートナー:リュック|本の色:ターコイズブルー

印象的なセリフ:2巻 LEVEL.29
「わっれは戦うちょーこくかー!とても強いぞ手ごわいぞ!」

本来は1体の巨大な魔物ですが、「レリ・ブルク」力で2体に分離したり、元の1体に戻ることができます。初登場時は同じ姿の2体が登場し、攪乱戦術で清麿とガッシュを苦しめました。
様々な能力を持つ魔物が登場しますが、全く同じ姿の2体に分離し、また1体に戻るという能力はロブノス固有のものです。

実は物語開始前にアポロ&ロップスペアに出会っている描写があります。
「ヨーロッパでガッシュに似た魔物を見た」という言葉を残して送還されました。

番外

2巻 LEVEL34時点で残りの魔物が70体になりました。
📌これまでにガッシュが倒したのは6体(レイコム・スギナ・コルル・フェイン・エシュロス・ロブノス)です。

012 ティオ

登場:2巻 LEVEL.35|属性:聖(術:セウシルなど)
パートナー:大海恵|本の色:朱色

印象的なセリフ:2巻 LEVEL.38
「私も…やさしい王様を目指してあげるわ…」

最強の正ヒロインです。魔物の正ヒロインがティオで、人間の正ヒロインが恵。当時の少年は皆恵お姉さんに夢中になりました。可愛くて、強くて、ギャグもできる。ティオの盾の術と回復の術は、終盤まで重要な戦力になりました。

同級生の神谷くんが「恵って意外と巨乳だよね…」と呟いていたので私はキモッと思いました。
しかし私も大海恵のカードを無限回収していましたので、それは黙っておきました。

013 マルス

登場:2巻 LEVEL.35|属性:はがね(術:ガロンなど)
パートナー:レンブラント|本の色:濃いグレー

印象的なセリフ:2巻 LEVEL.36
「オレを信じた時点で、おまえのお負けなんだよ!ティオ!!」

魔界で仲良しだったティオを裏切り痛めつけた非道な魔物…と当時は思っていたのですが、王を決める戦いがバトルロイヤルである以上、嘘や裏切りも仕方ないのかなぁ…と大人になってから思いました。

作中ではティオに消えない傷を負わせた描写があるほか、単純に性格が悪い(戦いの中で豹変してしまった?)ので割とヘイト高めです。

3巻から登場する魔物

014 バルトロ

登場:3巻 LEVEL.42|属性:操り(術:ゼベルオンなど)
パートナー:ステング|本の色:モスグリーン

印象的なセリフ:3巻 LEVEL.42
「もちろんだよ、ステング。」

花をつけた無機物を操る能力を持つ魔物。初登場時は巨人を操り、自身が巨大な魔物であると誤認させました。本体は小さくて可愛らしい動物風の姿をしています。

バルトロ戦の見どころはちょいちょい挟まれるコックのギャグ描写と、勇気を出して本を届けたセッコロを称える「よくやった、セッコロ…」のシーンです。私は清麿の「よくやった」に弱いのです。

015 ゼオン・ベル

登場:3巻 LEVEL.46|属性:雷(術:ザケルなど)
パートナー:デュフォー|本の色:シルバー

印象的なセリフ:14巻 LEVEL.272
「許せ、ガッシュ…兄が愚かだった。」

ロブノスやティオが話していた「ガッシュに似た魔物」はゼオンのことです。
本格登場はファウード編まで待たなければなりませんが、この時点でシルエットで登場しています。

ガッシュの双子の兄でケタ違いに強く、作中最強キャラの筆頭に上がる魔物。
パートナーであるデュフォーも人外の能力を持っており、二人そろって最強格の、強大な敵としてガッシュの前に立ち塞がります。

016 ヨポポ

登場:3巻 LEVEL.49|属性:音(術:ミケルなど)
パートナー:ジェム|本の色:若葉色

印象的なセリフ:3巻 LEVEL.51
「ジェ…ジェ…ム…」

コルルに次ぐ序盤の号泣ポイントで、私がガッシュに出会ったのはこのあたりです。
「バオウ・ザケルガ」初登場回として有名ですが、ヨポポの気持ちがしっかりジェムに伝わっていたこと、最後に名前を呼んで抱き合うなど、確実に涙腺を破壊しにきています。

余談ですが、当時誰かがネット上に投稿していたヨポポのオリジナル呪文「ドレミファ・ソラシドン」はマジで天才だと思いました。考案者の方が見つかるのを待ってます。

017 キクロプ

登場:3巻 LEVEL.49|属性:格闘(術:アムルクなど)
パートナー:イギリス紳士|本の色:濃い青紫

印象的なセリフ:3巻 LEVEL.51
「ルォオオオオオオオ‼」

ヨポポを狙って、ジェムの家族を襲った卑劣な魔物。防御力が異常に高く、ヨポポの「ドレミケル」を受けても倒すのに100回は必要と余裕を見せました。

パートナーの名前はイギリス紳士です。イギリス紳士は個人名じゃねーだろ!と当時大笑いしましたが、今見ても面白い。しかもちゃんと絆があって最終話の手紙シーンにも登場するイギリス紳士。

018 ウマゴン

登場:3巻 LEVEL.53|属性:強化(術:シュドルクなど)
パートナー:カフカ・サンビーム|本の色:薄いオレンジ

印象的なセリフ:3巻 LEVEL.56
「メルメルメ~~~~~~」

イギリス編の終盤に登場した魔物。初登場時から初陣(パートナー参戦)まで時間がかかり、長い間術や能力が不明でした。

石板編でパートナー参戦後は、ガッシュに次ぐ攻撃力を持ったアタッカーとして活躍。
まだ幼いため「メルメルメ~」としか話せませんが、人語は理解しています。

初陣(ダルモス戦)で見せたサンビームとの絆、スピードとパワーで戦うウマゴン。「グルービーだぜ、ウマゴン。」の控え目なカッコ良さ。全てが完璧なファーストバトルでした。

019 ゾフィス

登場:3巻 LEVEL.54|属性:爆発(術:ラドムなど)
パートナー:ココ|本の色:濃い赤紫

印象的なセリフ:8巻 LEVEL.157
「数多く従えてた手下を奪われて、腸煮えくり返ってるのはこっちの方なんだよ!!!」

石板編の黒幕。シェリーの親友であったココの心を操り、魔界の王を決める戦いに巻き込んだことでシェリーから相当に恨まれており、必ず倒さなければならない敵として登場。

私はカードゲームの5弾ココが超好きで、ウルトラレアなのに高いお金を出して買った記憶があります。(参考:https://item.fril.jp/0d8e9ec34bb68d1e6520611feb9726cf

020 ポッケリオ

登場:3巻 LEVEL.55|属性:植物(術:ジュロンなど)
パートナー:ペリコ|本の色:こげ茶

※作中にセリフなし

ブラジルでブラゴと交戦した魔物です。
「弱い奴もそれなりに成長している」とブラゴが語る通り、3日間にわたるブラゴペアの追跡を躱し続けていました。

021 ロップス

登場:3巻 LEVEL.59|属性:操り(術:リグロンなど)
パートナー:アポロ・ジェネシス|本の色:セルリアンブルー

印象的なセリフ:3巻 LEVEL.59
「かーーーう!」

テントウムシのような姿の魔物で、まだ幼いために「かう」としか話せません。
旅好きのアポロと各地を旅しており、アポロの天才的な戦闘センスで「適当にあしらって」生き延びてきました。

作中では誰の本も燃やしてないことが語られており、ガッシュ&清麿ペアとの戦闘をキッカケに、ロップスを「自由な王様」にするため戦いの決意を固めます。

022、023 アポロが適当にあしらった魔物2体

3巻 LEVEL.59、アポロの回想シーンに登場。左と右の1体ずつが新登場の魔物で、真ん中はロブノスです。

4巻から登場する魔物

024 ダニー

登場:4巻 LEVEL.64|属性:格闘(術:ジオルクのみ)
パートナー:ゴルドー|本の色:紫

印象的なセリフ:4巻 LEVEL.66
「王にもなれなかったのによ…なんでこんなに嬉しいんだよ…」

ガッシュの兄貴分で高い人気を誇るダニーです。術は超回復能力の「ジオルク」1つのみ。
銃で撃たれても回復し、彼自身の腕っぷしの強さもあり格闘戦では無類の強さを誇ります。

終盤で再登場した際はガッシュの起死回生の一手になり、多くの読者を興奮させた一方で、私は神谷くんのダニー&テッドデッキにボコボコにされてガッシュカードをやめました。

025 レオパルドン・パピプリオ

登場:4巻 LEVEL.67|属性:息(術:ダレイドなど)
パートナー:ルーパー|本の色:濃いターコイズブルー

印象的なセリフ:9巻 LEVEL.179
「ギャーーーング・オブ・ニューーーヨーーーッ!!!」

テン・サバイバーとして終盤まで生き残り、キャンチョメと友情を築いたもののクリアの術で退場となりました。ガッシュ2ではルーパーが登場していることから、パピプリオの復活も予想されています。

026 ゾボロン

登場:4巻 LEVEL.57|属性:爆発(術:ドグラケルなど)
パートナー:ヒゲ|本の色:ブラウングレー

印象的なセリフ:5巻 ガッシュカフェ
「実は私もみんなにウソをついてることがあるの」

作中でパートナーと会話するシーンはありませんが、リードに繋がれて大人しく従っているあたり仲は良さそうに見えます。最終話の手紙のシーンでもアイスを食べながら喜ぶヒゲが描かれています。

後年、ガッシュカフェにおいて「実は喋れる」ことが明かされています。パートナーのヒゲはガッシュ2においてエジプトで働いている姿が登場しました。

027 ウォンレイ

登場:4巻 LEVEL.71|属性:格闘(術:ゴウ・バウレンなど)
パートナー:リィエン|本の色:薄い青紫

印象的なセリフ:4巻 LEVEL.73
「リィエン…第四の呪文だ!」

魔界の拳法と人間界の拳法を習得した格闘の達人です。パートナーのリィエンとは恋仲であり、魔物と人間の結ばれない悲恋は中盤の盛り上がりとなりました。

ウォンレイの~オウ系呪文は「ラオウ・ディバウレン」ですが、後に「ゴライオウ・ディバウレン」という強化系が登場します。さらに「シン・ゴライオウ・ディバウレン」も登場することから、ウォンレイのみオウ系が2回強化されます。作中このようなパターンはウォンレイのみで、ウォンリィワンです。

ガッシュカード3弾で「ゴウ・バウレン」だけ持っていて「ウォンレイ」を持っていなかった私に「ウォンレイ」をプレゼントしてくれた矢島君、元気かな…。

028 ウォンレイが倒した魔物A

登場:4巻 LEVEL.71|属性:不明(術:作中使用なし)
パートナー:不明|本の色:不明

作中にセリフなし

ウォンレイが倒した魔物。描写から初勝利と思われる。

029 ザバス

登場:4巻 LEVEL.72|属性:風(術:ガルウルクなど)
パートナー:ガリオント|本の色:ブルーグレー

印象的なセリフ:4巻 LEVEL.73
「フン…盾の呪文など…今までに何度も見たわ!!!」

仮面とマントを装備した騎士風の魔物です。

「盾の呪文を何度も見た」と語っていることから、ザバスに倒された魔物が何体かいることが示唆されていますが作中登場していません。

ガッシュが新たに習得した第五の術「ザケルガ」のデビュー戦を彩る花火として散りました。

5巻から登場する魔物

030 バランシャ

登場:5巻 LEVEL.80|属性:強化(術:ドルクなど)
パートナー:ガルザ|本の色:メキシカンイエロー

印象的なセリフ:5巻 LEVEL.82
「お、おかしいわ、ガルザ。私の姿、本当に消えてるの⁉」

黒猫のような姿をした魔物です。パートナーのガルザと共に戦いを”狩り”として楽しみ、優れた身体能力と術の力でガッシュたちを翻弄しました。ガルザの鹿の物まねは当時の私のツボに入り、しばらく抜けませんでした。

原作最終話ではバランシャを模したぬいぐるみと共に手紙を読んでいるシーンが描かれ、このペアにも確かな絆があったことを伺わせます。

番外

📌バランシャ戦後、5巻 LEVEL.84時点で残りの魔物は40体になりました。

031 ビョンコ

登場:5巻 LEVEL.84|属性:水(術:ギガロロ・ニュルルクなど)
パートナー:アルヴィン|本の色:もえぎ色

印象的なセリフ:8巻 LEVEL.152
「3時だゲロ、クッキーをくれゲロ!!!」

LEVEL.84から登場。清麿の家から石板を盗み出すシルエットとして、ビョンコが初登場します。
石板の収集や千年前の本の使い手の子孫を探しあてるなど、重要な役目を担いました。

石板編のビョンコ覚醒と送還は展開が熱く、意外な戦闘能力の高さを見せました。
ガッシュカード4弾を箱買いしたとき、箱に1枚しか入ってないスーパーレアがビョンコだったな…。

032 バーゴ

登場:5巻 LEVEL.85|属性:息(術:フレイドなど)
パートナー:フリト|本の色:オレンジ

印象的なセリフ:5巻 LEVEL.87
「やったよ、フリト。偽物をやっつけたよ!」

巨大な竜の姿をしており、竜族なのかもしれません。ディカポルクのデビュー戦になり、キャンチョメが初めて自分の力で勝利しました。

余談ですが、中学生の私が授業中オリジナル呪文をうんうん唸りながら考えていたところ、天啓のように「フレイド」という呪文を思いつきました。帰宅してからバーゴを思い出し「漫画家ってすげーな」と感心しましたね。

033 ドンポッチョ

登場:5巻 LEVEL.89|属性:音(術:作中登場せず)
パートナー:ゴーマン|本の色:パラキートグリーン

印象的なセリフ:5巻 LEVEL.89
「た、助けてくれ…助けてくれーー!!」

ロシアにて不幸にもバリーに出くわしてしまい、2ページで出オチした魔物です。原作では名前も呪文も描かれませんでしたが、設定上は音属性の術(ヨポポと同じ)を使用するとされています。

私の記憶が間違っていなければ、ドンポッチョの名前は原作中では一度も登場せず、ガッシュカード4弾で名前とパートナーが明らかになったはずです。有識者求む。

034 ヴィンセント・バリー

登場:5巻 LEVEL.89|属性:光(術:ゾニスなど)
パートナー:グスタフ|本の色:コバルトブルー

印象的なセリフ:12巻 LEVEL.241
「ここでまたグズグズしてたら…本当に殴り殺すぞぉ!!!」

最強クラスの実力を持つバリーがここで登場します。ガッシュたちを叩きのめし、本こそ燃やさなかったものの完璧に勝利した初めての魔物です。

この時のバリーを、パートナーのグスタフは「ワガママを言っている小坊主」「チンピラ」と評していますが、「バリーがこぶしをふるわなきゃいけない」というセリフもあることからバリーの”腕っぷしの強さ”は認めていることがわかります。

バリーもガッシュ戦後に変わっていき、王者の威厳と風格を身に着けファウード編で再登場を果たします。バリーの送還シーンは必見です。グスタフとの絆、バリーの未練は何度読んでも泣いてしまいます。

035 バリーが倒した魔物A

登場:5巻 LEVEL.91|属性:不明(術:作中使用なし)
パートナー:不明|本の色:不明

※作中にセリフなし

5巻 LEVEL.91、バリーの回想シーンで登場。バリーが倒した魔物3体です。

036 バリーが倒した魔物B

登場:5巻 LEVEL.91|属性:不明(術:作中使用なし)
パートナー:不明|本の色:不明

※作中にセリフなし

5巻 LEVEL.91、バリーの回想シーンで登場。バリーが倒した魔物3体です

037 バリーが倒した魔物C

登場:5巻 LEVEL.91|属性:不明(術:作中使用なし)
パートナー:不明|本の色:不明

※作中にセリフなし

5巻 LEVEL.91、バリーの回想シーンで登場。バリーが倒した魔物3体です

038 キッド

登場:5巻 LEVEL.95|属性:機械(術:ゼガルなど)
パートナー:ナゾナゾ博士|本の色:グレー

印象的なセリフ:7巻 LEVEL.136
「僕の王様は…ナゾナゾ博士なんだ!!!」

キッド&ナゾナゾ博士ペアは、石板編において一緒に戦う魔物を探すために各地を旅して、魔物を成長させるための戦いをしていました。

ガッシュはキッド戦で「ラウザルク」を。ティオは「ギガ・ラ・セウシル」と「サイフォジオ」を習得し、共に石板編で大きな戦力となります。

また、キッドの送還シーンで”呪文は本を開かずとも心に伝わる”ことが描かれました。
本を閉じたままま呪文を唱えるシーンは数多く登場しますが、新たに出現した呪文でも本を開く必要がないと描写されたのは、この時の「ミコルオ・マ・ゼガルガ」、ガッシュ2の「ウィビラル・ザケル」のみです。


キッド戦後、今まで伏線に過ぎなかった石板編に本格的に突入していきます。
5巻までで38体の魔物が登場しました。作中では残り40体、後編も駆け抜けていきましょう!

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