こんにちは、スーパー四心です。
9月14日、金色のガッシュ!!2 Page.34が配信されました。サンプル考察、最速考察記事は下記からご覧ください。
Page.34 サンプル考察はコチラ

Page.34 最速考察はコチラ

ルナの決意
カフィーを守りながら戦うガッシュと清麿。動けないエレビーを庇うカフィーの回想で前回は終わったのでしたね。
サンプル考察にも書きましたけど、『ラシルド』を展開している間『ウィビラル・ザケル』は消えるというのは重要な指摘です。
ホウ
あの盾を出す時は円盤が消えるのか(アルヴィン似のカード/Page.34 6P)これは重要なセリフです。
前回までで、『ウィビラル・ザケル』を出したまま『ザケルガ』が使えることがわかっています。しかし『ラシルド』と『ウィビラル・ザケル』は両立ができません。なぜでしょうか。
『ラシルド』は設置型の盾ですが、手の印を結ぶことで設置する場所を任意で選べるようになりました。旧作では目の前にしか出せなかったので、ガッシュの成長による強化です。
『ウィビラル・ザケル』もガッシュが手でコントロールしており、印を結ぶことと手のコントロールは両立できません。だから、いったん術の解除が必要なのだと思われます。
とすると、仮に『バオウ・クロウ・ディスグルグ』を取り戻した際も、『ラシルド』との両立は不可能だと思われます。つまり、ガッシュが手でコントロールできる術は一つですが、放出系の術(手を使わない術)は両立できるということです。
これは、『ザグルゼム』が重ね掛けできたことと整合性があり、今のところ設定に破綻は見られません。
【ガッシュ2考察】最速考察Page.34サンプルからわかること
https://furikaerebazakeru.com/saisoku-34/
『ザグルゼム』が戦術に変化をもたらし、リオウ戦では「分裂するバオウ」という奇襲に成功しました。また、清麿復活後の『ザケル』が目くらましとして使われるようになりました。清麿は術の(ガッシュの)進化に応じて、柔軟に戦術を変化させていきます。
『ウィビラル・ザケル』で『ザケルガ』を撃ち出すという戦法が新たに生まれ、今後の定番として機能することは明らかです。そして、後述する『ミラコプス・アルテレゴ』のチートじみた能力。ガッシュはどんどん強くなっていきます。

『ミラコプス・アルテレゴ』の詳細
ジルノーズが復活した際、ビンに入っていた術は2つです。
- 『ミラコプス・ノヴァ』
- 『ミラコプス・アルテレゴ』
これらの術は、王を決める戦い時点では習得しておらず、魔界に帰ってから特別な修行をして習得したものだと判明しています。ここから、“ビンの術にはパートナーが知らない術もある”ことが明らかになりました。
ルナ よく聞いて
ミラコプス・ノヴァとミラコプス・アルテレゴはルナは知らなかったでしょ?
その2つは王を決める戦いの後 特別な修行をして手に入れたの(ジルノーズ/Page.34 15P)
『ミラコプス・ノヴァ』はPage.32で披露されました。魂の移動先になるミイラを造り出す術でしたね。
『ミラコプス・アルテレゴ』は、簡単に言えば「術を出せるコピー人形を生み出す術」でした。
- ZOZOスーツみたいな人形を召喚
- アカレンジャーみたいなバイザーを装着
- ターゲットを口頭で指名
- 「OPTION」生成
この順番で、ジルノーズとルナの前にガッシュそっくりな人形(OPTION)が生成されます。
清麿が『ザケルガ』を唱えると、ガッシュはもちろん『ザケルガ』を出します。と同時にルナの本が光り、人形も『ザケルガ』を放ちました。
オプションの術が持つ特性
威力
この人形の『ザケルガ』について、威力が減衰したりパワーに劣るような描写はみられません。明確にエネルギーを持った本物の術であり、この点で『ミリアラル・ポルク』とは性質が異なります。
術が出せるのか!!?本物のガッシュの術が!!!(アルヴィン似のカード/Page.34 28P)
また、術を出す際にルナの本が光ったことから、オプションの出す術の心の力はルナが肩代わりしていることがわかります。元をたどればジルノーズの術ですから、そこは当然でしょうね。
しかし、人形を維持する心の力だけでも大変なのに術を出すことまで考えると、長時間の運用は難しそうです。戦いが長引けば、オプションのエネルギー切れということもあり得るでしょう。
戦法
初登場シーンでは同時に『ザケルガ』を披露しましたが、オプションの術は清麿の意思でコントロールが可能です。
術はガッシュと分身 別々に出せるか?(清麿/Page.34 30P)
ウヌ 清麿の意志で一緒に出すことも別々に出すこともできる!(ガッシュ/Page.34 30P)
32Pではオプションが『ラシルド』を展開。ガッシュと清麿は『ラシルド』を足場に、敵の頭上に出ました。この使い方はガッシュの長い歴史の中で初めてです。
『ラシルド』は地面から盾(壁?)が生えてくる術です。ガッシュは『ラシルド』の位置をコントロールできますから、タイミングと場所が合わされば、盾の機能を持った足場に化けます。
そして、敵の頭上から本体の『ザケルガ』で防御を弾きます。(34P)ガードを崩し、『ラシルド』が消滅したとき、敵の目の前にいるのはオプションです。
ルナの本が光り、オプションが放つ『ザケルガ』によって、遂にアルヴィン似のカードに勝利しました。
「目くらまし・防御・奇襲・攻撃」を同時にこなし、しかも清麿の意志でどちらから術を出すか?が決められます。ちょっとチートすぎるくらい強い術が味方になりましたね。
私はこの戦いを見た時、チェリッシュの『グラード・マ・コファル』(14巻 LEVEL.264)を思い出しました。
それともう一つ、「うえきの法則」の宗屋ヒデヨシが使う「声を似顔絵に変える能力」です。

クマのようなカード
Page.34では、クマのようなカードの名前が「ザムス」であると判明しました。(31P)
一方でアルヴィン似のカードの名前は判明していません。劇中でも「爺さん(清麿)」「そこのお爺さん(ジルノーズ)」としか呼ばれておらず、名前もわからぬまま退場した可能性があります。
ザムスは劇中でセリフがありません。雄たけびを上げているだけですが、呪文は唱えられるのでしょうか。
「最大術を使え」というアルヴィン似のカードのセリフから、呪文だけは唱えられるのでしょう。
吹き出しの書き分けがないので詳細はわかりませんが、当ブログでは「ザムスは呪文だけ唱えられる」と判断しています。呪文の使い分けで判別するなら、『ドルク』系統はザムスが唱えているような気がします。
総まとめ
- 『ラシルド』展開中は『ウィビラル・ザケル』が消える仕様が判明、両立は不可能
- ガッシュが「手でコントロールする術」は同時使用できず、放出系は併用可能
- 『ザグルゼム』や『ウィビラル・ザケル』によって戦術の幅が大きく拡張
- ジルノーズの新術『ミラコプス・アルテレゴ』は「術を出せるコピー人形(OPTION)」を生成
- OPTIONは清麿の意志で制御可能、本物と分身で別々に術を放てる
- 術の力はルナが負担、長時間戦闘ではエネルギー切れのリスクあり
- 初登場では「ラシルドを足場化+奇襲ザケルガ」でアルヴィン似のカードを撃破
- 新カード情報として、クマ型カードの名が「ザムス」と判明、アルヴィン似は不明のまま
率直な感想
ここ数か月引っ張りに引っ張ったジルノーズの隠された能力ですけど、私は「そういう感じね…」と思いました。もちろん、仲間と力を合わせて(術の力を重ねて)戦うガッシュにとって、これほどありがたい術はないはずです。
しかし、術のビンに「パートナーの知らない術」というウルトラCを使ってしまったことがとても残念です。術者であるジルノーズと、王であるガッシュはその術について知っていましたが、清麿とルナは知りませんでした。
術の解説シーンを読んでも、ガッシュとジルノーズの内輪ノリにしか見えないのです。緊迫感というか、ここで使わなければ負ける!という熱がありません。『ディマ・ブルク』や『チャージル・セシルドン』のとき、あれほどピンチを印象付けた作家とは思えません。
総じて、ジルノーズの人気とは裏腹にブラジル編は蛇足…というのが私の感想です。カフィーとエレビーの処遇だけは気になりますが、来月は休載です。
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