あの頃のガッシュファンサイトの作り方──ジオシティーズ仕草入門

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なぜ令和7年にこんな記事を書いたか

こんにちは、スーパー四心です。
私がガッシュのファンサイトに入り浸っていたのって中学生のころですから、もう20年前ですよ。
20年も一つの漫画しか推してないおじさん、控えめに言って狂気じゃない?

個人サイト文化を語り継げるのは今のアラサー以上だけ

2019年にYahoo!ジオシティーズが消滅し、私たちが青春時代を過ごした個人サイトはほぼ全てが消え去りました。
インフォシーク、楽天ホームページ、@homepageに至っては、いつ亡くなったのかすら知りません。

SNS全盛の今、誰もが手元で情報発信できるようになりました。
でも、夜な夜なパソコンに向き合い、HTMLを打ち続けていたあの頃を知る世代は、どんどん少なくなっています。

ちょうど今の30代がボリュームゾーンで、40代以上になると途端に文化が変わります。
私を含む現代の30代は、SNSなんてできません。距離感が近すぎるのです。

BBSで「初めまして、こんにちは」しかやったことのない世代が、SNSでいきなりフォローだのフォロワーだの、恐ろしくってできません。
まずはUICのBBSで常連の名前と専用アイコンを覚えてから、恐る恐るCGIBOYのチャットルームに入る。
我々はそうして、インターネットコミュニケーションを楽しんできました。

炎上、バズ、インフルエンサー…私はこれらのコンテンツを楽しむことができないまま30代になりました。
私の心の中には今でも、ビカビカ光ながら左右に動く「ようこそ!」の文字や、センターにデカデカと置かれたアクセスカウンター。友達に書いてもらった200×40のバナーが、大切に保存されているのです…。

黒歴史を、掘り起こせ。あの頃のジオシティーズ仕草

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第一の術:「ようこそ!」にかける熱

顔は重要である。ルッキズムと言われようが、整っているに越したことはない。
であれば、ホームページ(もはやこれが古のワード)のトップページは、顔である。

整っているほうが良い。

まず、トップページの上部にはデカデカと手書きの画像(トップ画)を置くべきである。トップ画は、ホームページに訪問者が増えるにつれ洗練されていき、ゆくゆくは常連が描いてくれることもある。

サイト名はオシャレなほうがキャッチーだが、「〇〇のhomepage」だとより黒歴史間が増してGOODである。
特に思いつかなければ、「ガッシュ大好き!」とか「ガッシュのサイト!!!」などとしておけば良い。

トップ画の直下には「ようこそ!!〇〇(ホームページ名)へ!!」と、ビカビカ光る文字をマーキータグで左右に流しておくと尚GOODである。20年前はこれが最先端の技術だったのだから、IT革命とは恐ろしきものよな。

第二の術:アクセスカウンターとキリ番ゲット

トップ画、マーキータグで「ようこそ!!」を設置し終えたら、次はカウンターである。
Yahooのトップページで「レンタルカウンター 無料」と検索すればいくらでも出てくるのだが、アクセス解析がついている物が良い。忍者ツールズかCGIBOYならまず間違いなかろう。

できるだけデカくて目立つ、桁数の多いものをレンタルすると良い。
個人サイトならまぁ、7ケタ(100万)は欲しいところであるぞ。

カウンターは回らなければ、そして見られなければ意味がない。そのためのキリ番である。
キリ番はゾロ目か、「10000」などキリの良い数字を踏んだ(その瞬間にアクセスした)人にだけ与えられる、当選金の無い宝くじである。実はカウンターの種類によっては2人とか3人とか出たりするのだが———深くはツッコむまい。

掲示板については後々詳しく説明するが、キリ番は報告してもらわなければ意味を成さない。
キリ番を報告するためだけの「キリ番掲示板」をレンタルして設置しておくのが、キリバンゲッターのために優しかろうな。

おっと、カウンターの設置場所は「ようこそ!!」の直下派と、ホームページの一番下派に分かれるのを忘れておった。どちらでも良いが、私はデカデカと上のほうにあるのが好みであるな。

第三の術:BBS(掲示板)

BBS、わかるかな?掲示板と言ったほうが分かりやすいか?現代人にはどちらも伝わらぬな。

BBS(掲示板)というのはまぁ…掲示板だ。この『振り返ればザケル』にも一応設置してあるが、ホームページに来てくれた人が自由に感想や話題を書いて良い交流の場だ。
今風に言うと「コメント欄」だが、そんなに殺伐としていない。もっとアットホームで、初めて掲示板に訪れた人を、掲示板全体で包み込むような暖かさがあった。

自分の立てたスレッド(最初の投稿)にレス(返信)がつくのは、とても嬉しいものであったな。レスがつかないとガッカリするもんだが、それはレスをつけたくなるようなスレッドを立てられなかった自分の責任ということを、当時の少年少女はよくわかっておったな。

忘れてはならぬのが、そのホームページの常連全員、ひいては管理人すら一目置く、長老的存在であるぞ。
長老は時として管理人よりも強い発言力を持つ。「管理人さん、あの人アク禁にしませんか?」と書かれでもしたら、もうそのホームページに居場所は無いと思って良い。

ガッシュのサイトなら、無駄に「ガッシュBBS」「雑談BBS」「ネタバレBBS」など細分化されておって、一見すると幅広い話題をカバーしているような顔をしておるが、結局一番使われるのは「雑談BBS」であったな。

そうそう、BBSをレンタルするならUIC一択であるぞ。それぞれの書き込み回数が把握できて専用アイコンも設置できる。専用アイコン、わからぬか?3行以上の書き込みを100回以上すると貰える常連の証だよ。なんかどこのホームページに行っても1人か2人は絵が描ける常連がおって、その人に描いてもらうのだ。

意味?カッコ良いだろうが!!

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第四の術:チャットルーム

チャットはギリギリわかるか?驚くなかれ。あのころのチャットは10秒おきとか、20秒おきに1回しかメッセージが読めなかったんだ。しかも5人でも10人でも同時に話せた。そんなチャットでどうやって話していたのかと思うだろ?まぁ、ひとつずつ学んでいこうではないか。

察しの良い諸君なら慣れてきたと思うが、当然チャットもレンタルであるぞ。
レンタル先はCGIBOY一択だ。設置さえしておけば、チャットルームに入らずとも誰が今入っているか、閲覧者(発言せず見ているだけの人)は何人いるか把握できる優れものであるな。

さてチャットルームに入るにもマナーがある。

管理人の裁定によって異なるが、「BBSの書き込み〇〇回以上ないと入室禁止」だとか、「チャット初めての方専用初心者チャット」だとか、「愚痴専用チャット」などという、またもや無駄に細分化されたチャットルームがいくつもある。もう説明せんでもわかると思うが、一番使われるのは結局雑談チャットだ。

チャットルームに入る前に、自分のHNを入力して文字色を決めるのだが、これは絶対に人と被ってはいけない。

先ほどBBSのところで長老の話をしたが、特に長老と管理人の色は絶対に使用してはいけない。
指摘されたら一度チャットルームを出て、速やかに他の色に変更して再入室だ。長老と管理人の決定は絶対であるぞ。逆らえばアク禁をかけられるからな。

さて、先ほど5人でも10人でも話せると言ったのを覚えておるかな。
では仮に、今のチャットルームにテン・サバイバーがおるとしよう。

入室者:ガッシュ,ティオ,キャンチョメ,ウマゴン,ブラゴ,パピプリオ,アース,アシュロン,ゴーム,クリア

この10人が好き勝手に文章を乱れ打つわけだが、反映されるのは10秒~20秒後だ。リアルタイムではない。
この文字の洪水の中、特定の相手に確実にメッセージを届ける手段がある。

「>」だ。

この記号をと相手の名前を末尾につけるのだ。

「ティオ:わたしも一緒に…優しい王様を目指してあげるわ…>ガッシュ」

これで残りのメンバー全員が「あ、あのメッセージはガッシュ宛だから無視して良いな」と認識する。超画期的でわかりやすいシステム。当時のチャットルームは「>」で溢れかえっていたぞ。もうメールでやれば良かろうにな。だが、それでも意味がないのだな。私はチャットでブラインドタッチを覚え、一生使えるスキルになったぞ。

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第五の術:リンク集と相互リンク

そろそろ疲れてきたかな?まだ終わるまいぞ。

リンク集、わかるかな?ゼルダではないな。ここはガッシュのサイトであるぞ。
リンク集というのは、いろいろなホームページからホームページにジャンプできるよう、コンテンツの一つとして設けられた電話帳のようなものだな。電話帳、もう通じんな。

例えば、『振り返ればザケル』のほかにもガッシュのサイトはたくさんあるな。それを『振り返ればザケル』が一か所にまとめてくれていたらとても便利であるな。

リンク集とはそういうもので、お互いのホームページにリンクをし合うことを「相互リンク」と言うのだな。
相互リンク、20年ぶりくらいに聞いたな。もう誰も使っておらんし、たぶん意味不明であろうな。

相互リンクというのは管理人同士の「握手」であるから、当然相互リンクされているホームページの管理者とは仲が良い。

ことが多い。

これは何とも言えぬが、私の肌感覚だと管理人が女の子のホームページは相互リンクが多い傾向にあるな。まぁいつの世も男子はバカだということだな。

ちなみに「自動リンク」というのもあって、これは管理人が自身のホームページに設置するリンク集であるが、なんとこちらが好きに登録できる。自分のホームページを勝手にリンク集に登録して、相互リンクしてもらうことができる。
その性質上荒れやすく、あまり管理されていない自動リンクはエロフラッシュだらけであったな。

第六の術:レンタル日記

またもやレンタルであるぞ。レンタル日記、わかるかな。おっと、ブログではないのだよ。
ブログと日記の区別は私にもつかぬが、基本的に同じであるな。記事を書いて、コメントをもらったりする機能はそんなに変わるまいな。

ただあのころのレンタル日記は、それはそれはサービスが大量にあった。
Yahooでも書けたし、インフォシーク、楽天、忍者、あともう忘れてしまったサービスもいっぱいあったな。

ブログと決定的に違うところは、アクセスを伸ばす手段があまりないことであるな。
ブログランキングやカテゴリーランキングと言った概念は存在しないので、自ずとホームページの地力に左右されるものであるぞ。

さてこの日記、何を書くかというと管理人の日記なのであるが、管理人ほどホームページに入れ込んでいるような者は、大体毎日BBSかチャットルームで何かしら書き込んでおるから、当然日記に書くことはないのであるな。

大体一つ目の記事が「新コンテンツ!日記始めました!」で、二つ目の記事で「チャットイベントやります!」になり、三日目にはもう書いておらんな。

それでも読んでもらいたいという欲は存在するので、文末は大体「☆ミ」であったな。女の子がやれば可愛くも見えようが、男子がやるとあまりウケんな。

基本的に日記はあまり読まれないので、たまに管理人が落ち込んだ文章を書くことがあるな。
今にして思えばBBSの書き込み増加や大丈夫待ちのかまってちゃん仕草であるが、当時の我々は一大事とばかりにBBSに書き込んだものであるぞ。

「〇月×日 アクセス数が少ない…」

「〇月△日 掲示板に荒らしが出ました…」

「〇月△日 体育で転んで保健室…」

こんな感じの日記が続いたら、バカな男子は管理人ちゃんのために張り切ってしまうのであるな。

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第七の術:プロフィールと100の質問

ここまで来るとホームページもだいぶ仕上がってくるな。次は管理人の人となりを知ってもらおうぞ。
プロフィール、『振り返ればザケル』にも設置してあるが、管理人がどういう人間か興味はわかんかね?

当時の個人サイトにあったのはプロフィールと100の質問であるな。100の質問、わかるかな?
マジで無意味で何とか絞り出したに等しい100個の質問に、頭を絞って知恵を絞って回答する苦行のことであるな。

001 HNは?

スーパー四心

002 性別は?

003 住んでいる県は?

個人情報なので伏せます

~~~中略~~~

099 この質問どうだった?

疲れた

100 最後に一言!

ありがとうございました。100の質問はコチラでお借りしました。

マジでこんな感じであったな。

もう作る方も苦痛だし、読む方も苦痛。そんなに嫌ならやらなきゃ良いじゃん!と思うであろう?でも当時はこれが義務であったな。個人でホームページを作る少年少女は、取りつかれたように100の質問に答えておったな。

たまに「ガッシュ好きに100の質問!」とかどう考えても無理筋なものがあって、プロフィールコーナーが100の質問で溢れかえっている管理人もおったな。

余談ではあるが、ホームページに住み着いた常連の100の質問を集めるというコンテンツも流行ったぞ。
あれはあれで誰宛ての何なのか全く不明であったが、100の質問は人気のある娯楽であったな。

今の子に伝わるかどうかわからんが、小学生のころ女子からプロフィール帳を渡されると、ちょっと嬉しかったであろう?「ちょっとこれ書いて」って渡されて、「んだよメンドくせーな」ってぶっきら棒に言いながらこっそりと書いたであろう?あれのちょっと寂しい版。

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第八の術:光輝くイラスト倉庫と頂き物

イラスト倉庫、わかるかな?まぁ端的に言えば管理人が描いた絵を補完しておくところであるな。
現在はSNSでイラストのアップロードも管理もできるが、昔は一つずつhtmlでリンクしていたのであるな。

イラスト倉庫に入るとうやうやしく「ガッシュ 01/02/03」とか「ブラゴ 01/02」とか分かれておって、その小さい01や02をクリックしないとイラストは見れないのであるな。イラスト倉庫は基本文字しか書いておらんぞ。

もうわかると思うが、頂き物は常連が描いてくれたイラストやトップ画、バナー(サイズは200×40)を補完しておくところであるな。当然直リンク厳禁であるぞ。「※サーバーに負担がかかるのでダウンロードしてお使いください」

ただ、この第八の術は使える者と使えない者がハッキリ分かれるな。私は使えない側であったぞ。つまり絵が描けない人間は「イラスト倉庫を設置する権利」すら与えられないのであるな。

するとどうなるか、私のように文章に走るのはまだマシなほうであるな。
多くの少年少女はBBSとチャットと日記とプロフィールしかない虚無ホームページを作っておったな。
現代よりも遥かにコンテンツが少なく、インターネットで活動する少年少女がそんなに多くなかった時代であるから、「描ける」と「書ける」は強いのであるな。

ガッシュの術まとめでもあればコンテンツとしては上出来なほうで、今よりも露骨に「生み出さない者に冷たい」ネット環境であったことは確かであるな。

BBSとチャットのところで、無駄に細分化されたいくつもの~という話をしたのはこういう事情もあったのであるな。つまりコンテンツを作れない管理人は、BBSやチャットや100の質問を増やすしかなかったのであるな。
まぁこれは、大量消費時代になった今でもあまり変わらぬな。いつの時代も生産者は強いぞ。

第九の術:謎の副管理人制度

さて、ここまで長々と書いてきた個人のホームページは、基本的に一人の少年少女が丹精こめて作ったホームページであるな。当然管理人は一人であるし、管理しきれる程度の規模であったが、たまに副管理人が3人くらいいるオタサーとオタサーの姫みたいなホームページもあったので、一応紹介しておくぞ。

まず、副管理人を設置するホームページの管理人は基本的に女の子であるな。
なぜなら副管理人に立候補するのは大抵バカな男子であって、副管理人になるのはまったくのついでで、ただ管理人ちゃんとお近づきになりたいだけだからであるな。

じゃあ何を管理するのか?と言われると、これがまた困るのであるな。
例えばBBSには時折「荒らし」と呼ばれる、現代風に言えばクソコメを書き散らしていく不届き者が現れるのであるが、そういうのは書き込みを消してしまえば良いのであるな。

たまに消されたことに逆上して連投したり、チャット荒らしにまで発展する場合もあるが、ホームページを管理できる管理人ちゃんはアクセス制限も心得ておるから、大体は一発アク禁で事が済むのであるな。

そして、BBSやチャットの管理にはIDとパスワードが必要であるぞ。基本的に管理人ちゃんしか知らぬものであるが、副管理人は例外的にこれらを教えてもらうことができる。
するとどうなるか、管理人ちゃんの幸せなホームページを守るため、ちょっとでも気に入らない書き込みはすぐに消してしまうゼロサム副管理人が爆誕するのであるな。

そうそう、さっきBBSのところで書き忘れたが、当時のBBSは「タメ口厳禁、呼び捨て厳禁、2ちゃん用語厳禁」であるから、1個でも破ると削除&アク禁&専用アイコン没収であるぞ。

で、あるからして、管理人ちゃんの心の安寧と己の中の秩序を守るために、副管理人は往々にして暴走していくのであるな。すると無駄に細分化されたBBS一つごとに副管理人が置かれるようになり、ぶっちゃけ1人で管理しきれる程度のホームページに3人の副管理人(ナイト)が集うのであるな。

第十の術:全てを囲むテーブルタグ

これまでジオシティーズ仕草を9つの術に分け解説してきたが、ついてきておるかな?
ちょっとおさらいしておこうか。

  • 第一の術:「ようこそ!」にかける熱
  • 第二の術:アクセスカウンターとキリ番ゲット
  • 第三の術:BBS(掲示板)
  • 第四の術:チャットルーム
  • 第五の術:リンク集と相互リンク
  • 第六の術:レンタル日記
  • 第七の術:プロフィールと100の質問
  • 第八の術:光輝くイラスト倉庫と頂き物
  • 第九の術:謎の副管理人制度

うむ、よく覚えておるな。
第十の術はこれら全てをテーブルタグで囲むぞ。

一度第一の術に戻ろう。第一の術の構成は何であったかな?

そうであるな。トップページにデカデカとトップ画を置き、その下に動くビカビカ文字で「ようこそ!」
そしてその下には、第二の術:100万まで数えられるアクセスカウンターを設置するのであったな。

第三の術からは一気に見ていくぞ。BBS、チャット、リンク集、日記、プロフィール、イラスト倉庫であるな。
副管理人は掲示板に控えるナイトであるが、副管理人プロフィールも入れておこう。

それらのコンテンツを全て、テーブルタグで囲うのだ。やり方はわかるか?

~再現~

ようこそ!ここはスーパー四心の運営する「金色のガッシュ」のファンサイトです!!
雑談BBS雑談チャットリンク日記
プロフィール副管理人プロフィールイラスト倉庫工事中

これをカウンターの下に設置したら、君だけのオリジナルホームページが完成だ。

工事中は何かだって?
工事中は工事中であるぞ。適当に白紙のページに、工事現場のマークでも置いておけばよい。

意味?カッコいいだろうが!!

解説を終えて

さてさて、20年前の記憶を思い出しながら、何とか当時の空気感を感じられるように書いてみましたが、いかがでしょうか。当時を知る人も知らない人も楽しめたら嬉しいなと思っております。

半分茶化したように書いたのは、私がもう30超えた大人だからです。

20年前、確かに私たちは真剣にジオシティーズに向き合って、htmlを調べては打ち込み、数えきれないほどのミスを繰り返しながら自分のホームページを作りました。

今はもう、欠片も見ることはできないけど、あの時確かに、ネット上に私たちの生き甲斐や生きる意味みたいなのがあって、BBSやチャットを通じてのコミュニケーションに心を救われました。

私のことを20年中学生をやってるモラトリアム野郎とお笑いになるかもしれません。SNSに馴染めない老害のやっかみだと、バカにしたくなるでしょう。

それでも私は、私と同じようなことを考えている大人が多いことを信じて、この記事を書きました。
何時間でもチャットできる!と信じて疑わなかった20年前の私を思い出して書いている今、午前3時です。

この記事があなたの黒歴史を掘り起こし、あなたの幸せな思い出をそっと蘇らせ、そしてほんのり恥ずかしくなってもらうキッカケになれば、こんなに嬉しいことはありません。

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