こんにちは、スーパー四心です。
5月14日、2か月ぶりの新作であるPage.39が配信されました。
ガッシュ2という作品に対して、基本的には「面白くない」という評価をしていますが、今回は旧作を思わせる熱い展開で「面白い」と思いました。
ただまぁ、ピンチのたびに誰かが復活して(背景描写とかまったくなしに)、駆け付ける展開を4年間繰り返しているんですけど…。
ベルギムとダリアの絆
Page.38で敵の攻撃を喰らい、冒頭、いきなりベルギム死んだか?と思わせるスタート。私は袈裟懸けに斬られたキャラクターは絶対に死なない(inspired by ロロノア・ゾロ)と思っているので、あーはいはいここでパティねと思ってました。
しかし、ここでベルギムを救ったのはダリアでした。
ベルギムに関する記憶を失っているダリアですが、確かに心の奥底で通じるものがあったのでしょう。
私の名前はベルギム・E・O
とっても強い魔物です(ダリア/ベルギム/Page.39 6P)
ここは旧作における初登場シーンのセルフリメイクですが、正直痺れましたね。
ゾフィスに操られるだけの歪な関係に見えましたが、魔物とパートナーとして確かな絆があり、記憶を失っても13年経っても、心の奥底では繋がっている二人。これまでに復活した魔物の中で一番好きなシーンかもしれません。
私の名前はベルギム・E・O。
とっても強い魔物です。(ベルギム/特装版7巻 LEVEL.130 198P)
清麿の頭脳とティオの怪力のおかげで、ようやくパティのビンを取り戻したベルギム。
「離脱!!!」で高速でイスがスライドしていくのが面白くてたまらないのですが、どうやって移動しているんでしょうね…?足をダカダカやって移動するんですかね…?
ガッシュの活躍
それ以外にも、ガッシュが複数のビンを取り戻しました。
ベルギムが復活したことで、生き返った魔物は8体になりました。残りは19冊です。

10本以上あるように見えますので、まぁそれなりの数が復活するでしょう。
それ以外にも、Page.38でキャンチョメが言及した「父さんのポルク」や、既に登場している魔物の新たな術もあるかもしれません。
そして『ウィビラル・ザケル』の新たな使い方、『拡散(フラッシュ)』が披露されました…が。
旧作で清麿が復活したあと、「『ザケル』の閃光は強くなり目くらましに使えるようになった設定」はどこに行ったのでしょうか。
強力になったザケルは、その閃光も強くなってる。
敵の目をくらますことができるんだ。(清麿/特装版13巻 LEVEL.254 230P)
やや納得はいきませんが、『ジャベリン』の反撃が死ぬほどカッコいいので良しとします。
ブラジル編はジルノーズとエレビーに取られ、最近大した活躍のなかったガッシュ。この漫画の主役が誰であるか、我々に教えてください。
デイの本気
私も本気をださなきゃね(デイ/Page.39 21P)
このシーンでデイの背後にいる「パティっぽい姿」は、パティとは似て非なる姿に見えます。
Page.38では確かにパティによく似た姿をしていましたが、デイの本気後は頭が星形になり、腕の造形も異なります。

頭が星形の魔物というと、パムーンやアース、アルムが思い浮かびますが、術が一致しません。
デイの呪文は『デイ・~』で始まっており、彼女の名前由来と思われますが、旧作から調べても同じ術を持つ魔物は登場していません。

刀?手裏剣?のようなものを操るところはアースに見えますし、星だと解釈すればパムーンの術にも見えます。
考えてもよくわかりません。そもそも、デイには「ビンの術を100%以上発揮する」という謎もあり、わからないことだらけなのが現状です。
この術の威力…弱くなったビンの術の力ではない…(ガッシュ/Page.37 33P)
「何を」やっておるのだ!?(ガッシュ/Page.37 34P)
パティ復活
心の力が切れてしまったダリア。彼女はなぜ術が出ないのかわからず、本を振り回して術を出そうとします。
力を使い果たして座り込むベルギム。その表情は穏やかで、死を覚悟しながらも満足しているようにも見えます。
デイの術がベルギムを押しつぶそうとするまさにその瞬間、ウルルの発声とパティの左腕が『デイ・ゴルドナ・ダウン』を砕き、寸でのところでベルギムの命を救います。
ガッシュ2における「呪文」の問題点
さて…この旧作で未登場の呪文が、さも前からあったかのように登場するケース。私はあまり好きではないのです。
旧作で例外はありつつも、割と美しい法則性を維持していた呪文が、ガッシュ2になってから壊れてしまっています。
例えばPage.31で登場した『シュポック』ですが、変化系の術なら『シュポルク』でなければなりません。
また、『ミラコプス・ノヴァ』と『ミラコプス・アルテレゴ』は『ミラコプス系統』に属すると想像されますが、ジルノーズ自体が新キャラのため法則性も見いだせず、ファンタジーRPGの呪文のようで世界観から浮いています。

そして、今回の『ガリア・ギアクル』
ベルギムの危機を救うのは、現状の関係性ならパティ以外ありえません。さらに、この状況で読者の見たいシーンが2つあります。
- パティとウルルが再会し、旧作中に登場した術で戦うこと
- その術は、ガッシュ復活(Page.4)と同じく『第一の術:アクル』または、水竜の加護を受けた『スオウ・ギアクル』であること
この2つです。
この2つがなければ、パティとウルルの再会も際立たず、「水竜の加護を受けてパワーアップした」伏線も回収されません。
ピンチを跳ね返すのは初級術か必殺技…我々はこういうシーンを何度も見てきたはずです。ですから、ここは絶対に『アクル』または『スオウ・ギアクル』でなければなりませんでした。

『ガリア・ギアクル』…見た目の演出はらせん状に渦巻く水の槍に見えます。
そして、タチの悪いことに『ガリア・ギアクル』を一番最初に使ったのはデイです。パティではありません。パティの術らしいのですが、読者はそれを知りません。だって旧作全323話に出ていないのだから。
こういう、読者が見たいシーンではなく、作者が描きたいシーンばかりお出しされているのがガッシュ2という作品なのですが、私の読み方が意地悪すぎるでしょうか。どんなに文句を言おうと、ガッシュだから読んでしまうのですけど…。
ただまぁ…『ガリア・ギアクル』の次のページ。セリフが一切なく、
- 急いで駆け付けたであろうウマゴンとサンビーム
- 年老いたウルル
- 成長した姿で堂々たる風格で歩くパティ
- ベルギムのお尻?背中?にポンッと触れるパティの愛情あふれる気遣い
これが水竜の宿った左手なのがポイントです。パワーアップしても、パティの愛は変わらないことを見事に表現しています。 - 「ママ」を感じて号泣するベルギム
この5連打には完全にやられましたね。そしてクライマックスのこのセリフ。
頑張ったじゃないか E坊(パティ/Page.39 38P)
私はこれとよく似た、しかし。最高に鳥肌の立つシーンを知っています。

ピンチに駆けつけるキャラクターがカッコいいのは当たり前。でも、そのカッコ良さを極限まで引き上げるのが、雷句誠は本当に上手いと感じます。致死量のカッコ良さを「がんばった」の一言で表現できる漫画家が、日本にどれだけいるでしょうか。
とはいえ、4年間同じことの繰り返しなのは事実なので、とっとと敵の目的ぐらい明らかにしてほしいなと思う次第であります。

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