こんにちは、スーパー四心です。
Page.25で登場したファーンですが、その全貌は謎に包まれています。
旧作『金色のガッシュ!!』全323話には登場しておらず、ガッシュ2 Page.25で突然登場し、以降の活躍はまだ描かれていません。
カードを除く完全新規キャラクターであり、再登場の伏線が明確に示されているため、今後の物語に深く関わるのは間違いないでしょう。
登場シーンのおさらい
Page.25の7~8Pで何人かの本の持ち主が登場しましたね。
劇中で名前が確認でき、魔物とパートナーの関係が明確にわかっているのは以下の4人です。
- ヴィノー（クリアの本の持ち主）
- ルーパー（パピプリオの本の持ち主）
- ジード（テッドの本の持ち主）
- アポロ（ロップスの本の持ち主）
また、ベルン（キースの本の持ち主）に”見える”人物と、誰なのか検討もつかないヒゲサングラスの人物が描写されています。この2人は情報が少なく、今回は対象外とします。
一方で、名前が判明しているのに詳細が不明なのがファーンです。
ファーンについてわかっていること
- ナゾナゾ博士が集めたかつての「本の持ち主」の中にいた（ファーンが本の持ち主である可能性は低い）
- 一人称は「私」で、外見や口調から性別の判断はしづらい
- 年齢はヴィノーと同じくらいに見える
- 清麿はファーンの幼少期を知っている
- 今回（Page.25時点）では特に活躍はなく、以後も登場していない
「やっぱりだ!!大きくなったなぁ わからなかったよ!!」（清麿/Page.25 12P）
さて、ここから、ネットで囁かれている説も見ながら考察していきましょう。
ネット上の説
ネット上では、ファーンの正体についてさまざまな推測がなされており、以下のような説がよく見られます。
- サンビーム＆シスターの子孫説：2人の子どもではないかという声。
- デュフォーの関係者説：見た目の雰囲気が似ているとして有力。
- ウォンレイ＆リィエンの子ども説：一部で取り沙汰されていますが、影も形もなく、可能性は低そうです。
まず、サンビーム＆シスターの子供はPage.31で登場しており、名前も判明している（レオン、リリヤ）ので違います。
ウォンレイ＆リィエンの子供もないでしょう。魔物と人間のハーフという設定は出てきていませんし、少年誌でやるには読者層を考えると難しい気がします。
一番納得できそうなのはデュフォーの子供説です。
容姿は似ていますし、あまり口数が多くなさそうなファーンは、デュフォーに似ているようにも見えます。
ここから考察
では、作中の様々な情報からファーンを考察していきます。
エジプトの孤児院で預かってた説
清麿がエジプトで学校と孤児院をやっていた事から推測するに、「エジプトの孤児院にファーンがいた」というのが一番違和感のない過去ですが、致命的な弱点があります。
まず注目したいのは、作中で清麿が放ったこの言葉です。
「やっぱりだ!!大きくなったなぁ わからなかったよ!!」Page.25 12P
これは最後に会ってから、わからなくなるほど時間が経っているということです。
仮に10年経っているとすると、清麿は10年前からエジプトで孤児院をやっていることになります。
ガッシュ→ガッシュ2の経過時間が13年とされていることから、清麿は28歳～29歳くらいです。
10年前は大学生ですから、エジプトにいるとは思えません。絶対にないとは言えませんが、時系列的に不自然に思えます。
デュフォーの子供を、幼少時に日本で見た説
個人的な印象では、ファーンは13～14歳くらいに見えます。
ガッシュ→ガッシュ2の経過時間が13年とすると、ガッシュ終了直後に生まれていなければ計算が合いません。
作中でデュフォーに妻や恋人がいた描写はなく、デュフォーの私生活らしいシーンは『4巻 LEVEL.76 293P』と『9巻 LEVEL167 152P』くらいです。これを見る限りゼオンと2人暮らしなので、ちょっと無理筋です。
やや強引ではありますが、『16巻 LEVEL.320 307P』でデュフォーが旅に出た直後に結婚して子供をもうけて日本にとんぼ返りして清麿に見せびらかしに来たという可能性もゼロではありません。ただ、かなり無理があります。
私の意見（仮説）
ファーンがデュフォーの子供である可能性は、以下の理由から否定されると考えます。
- 本人よりもまずデュフォーに連絡を取るはず
- デュフォーが子供だけをアメリカに行かせるとは考えづらい
- デュフォーは最強クラスのパートナーであり、博士が無視するとは思えない
- ファーンが旧作での本の持ち主でないなら、連絡の理由が不明
- 容姿が似ている以外の明確な根拠が存在しない
じゃあ一体ファーンは何者か
これがわかりません。作中に出てきたのはPage.25の一回こっきりだからです。
あくまで私の説を採用するなら、ファーンはガッシュが王になってから生まれています。
とすると、前回の戦いで本の持ち主でもなく、魔界の王を決める戦いや本についての知識が無いにもかかわらず、この重要な局面で集められた理由が不明です。
そうなると存在意義不明なキャラクターになってしまうので、可能な限り「あの場にいる理由」を作りながら、私なりのファーン像を作っていきます。
その1：実は見た目より大人で前回の戦いの参加者
まぁ…一番あり得るのがこれですよね。
15歳くらいに見えるヴィノーですら本の持ち主なので、赤子でもできることは歴史が証明しています。
Page.31で「ルナ・オリヴェイラ」という新キャラが登場しました。旧作で登場していませんが、明確に本の持ち主だったと言われているキャラクターです。
これと同じように、ファーンも旧作には登場していないけれど、本の持ち主だったとするのが一番自然に思えます。
ただ、その場合は幼少期に清麿と会っていることの説明がつかず、あちらを立てればこちらが立ちません。
その2：逆に見た目より若く、13歳に見えるが6歳の可能性
清麿とファーンの幼少期を両立させるとありえるのがこちらです。
本の持ち主でもないし、魔界の王を決める戦いには関係ないけれども、エジプトで一緒に暮らしていた。
そのときにファーンに高い潜在能力（自身やデュフォーのような）があることが分かり、より良い環境と教育を受けさせるためにナゾナゾ博士に預けた。
ただ、これだと孤児院にいるラーニャなどはどうでも良いのか？という問題が発生します。
清麿はそこまで冷徹なキャラクターには見えないので、孤児院から一人だけ特別扱いするとは考えにくいです。
その3：ナゾナゾ博士が引き取った子供の内の1人
クリア戦後のヴィノーはナゾナゾ博士に預けられており、身の回りの世話はビッグ・ボインを含むMJ12が手伝っていることがわかっています。
ほかにも子供を預かっている描写はありませんが、博士の過去を考えると、そういった社会奉仕活動をしていても違和感はありません。
また、ブルーに対する描写（Page.24など）からも、博士が子どもに対して深い愛情を持っていることは確かで、孤児を引き取っている可能性は十分に考えられます。
🧠 まとめ
- ファーンは旧作未登場の新キャラで、ガッシュ2 Page.25にのみ登場
- 清麿と面識があり、年齢はヴィノーと同年代に見える
- ナゾナゾ博士が集めたメンバーの中でも特に謎が多く、今後の再登場がほぼ確実
- デュフォーの子供説は時系列や描写上、成立しづらい
- 本の持ち主だった説、ナゾナゾ博士に引き取られた孤児説などが有力と考えられる
- 現時点では確定情報がほぼなく、今後の描写に注目するしかない
🔍 次回考察への導入
今回は、わずか1話だけ登場したファーンの存在について、現時点での情報を整理しつつ考察しました。
謎の多い彼（彼女？）が、今後の物語にどう関わってくるのか――これからも注視していきたいと思います。
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